【AWS】EC2にWebベースで複数同時にssh接続できるオモシロアプリ「EC2Box」
暑い日々で溶けそうなうえじゅんです。
今日は面白いアプリ「EC2Box」を紹介したいと思います。
タイトルにもあるようにWebベースで利用でき、複数のEC2に対して同時に操作が可能なアプリケーションです。
ではさっそく動かせるところまで進めて行きましょう。
だいたい10分もあれば試せるのでみなさんもぜひ実際に動かしてみてください。
インストール
インストールといってもダウンロードして解凍するだけですw
ダウンロード先はこちら
この記事を書いている時点での最新バージョンは「0.05.04」です。
必要な環境は以下になります。
- Java JDK 1.6 以上
- Maven 3 以上
また環境変数に以下を指定しておいてください。
- export JAVA_HOME=/path/to/jdk
- export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
実行
用意ができたらさっそく実行してみましょう。
コード
$ ./startEC2Box.sh
ログがずらっと出力されますが、最終行に「oejs.AbstractConnector:Started [email protected]:8090」って出ていたら成功です。
実行も簡単ですね!
使ってみよう!
ブラウザから「http://127.0.0.1:8090/」にアクセスしてみると以下のようなログイン画面が表示されます。
起動時は、以下の情報でログインできます。Username: admin
Password: changeme
ログインするとパスワード変更画面が開きます。
任意のパスワードに変更してしまいましょう。
パスワードを変更するとメインメニューが開きます。
行う必要がある設定はあと2つです。
まずは、「Set AWS Credentials」を選択しましょう。
AWSを利用するためには必ず必要なキー情報ですね。
ご自身のキー情報を登録してください。
登録すると次に「Set EC2 Keys」の画面に遷移します。
「Import Private Key」をクリックするとサブウィンドウが表示されます。
- EC2 Reagion
利用したいReagionを指定してください。 - Key Name
選択したReagionに紐付いたキーペアが表示されるので、sshで接続したいキーペアを指定します。 - Private Key Value
選択したKey Nameの中身を貼り付けてください。
登録するとこんな感じになります。
何個でも登録できるので、複数の管理も大丈夫ですね!
登録が完了したら、「Composite SSH Terminals」をクリックするとキーペアに紐付いたインスタンスが一覧に表示されます。
今回はブログ用のシンガポールにEC2を2台立ててみました。
2台ともチェックをつけて、「Create SSH Terminals」をクリックしましょう。
選択した2台が1画面に表示されていますね。
このアプリの面白いところは、全部のTerminalを同時に操作可能な点です。
ファイルアップロードにも対応しているのが便利ですね。
上部の「Upload & Push」をクリックすると以下のサブウィンドウが表示されます。
ファイルを選択して、配置したい場所も任意で指定できます。
各インスタンスにStatusが表示され「Success」と表示されればアップロード完了です。
ちゃんとアップロードされていることが確認できますね。
もう一つの機能として、「Composite Scripts」があります。
「Add Script」をクリックします。
特に意味はないですが、「tomcat」を入れるスクリプトを作ってみます。
さっそく実行してみましょう。
実行はちょっとわかりにくいのですが、スクリプト名のリンクです。
実行したいインスタンスを選んで「Execute Script」をクリックします。
あっという間に「tomcat」のインストールが完了しました!
これは便利ですね。
簡単なものならわざわざ「chef」じゃなくてもこれでいいじゃんとすら思えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
興味を持った方はぜひ試してみてください。
バージョンが「0.05.04」なのでバグ等もあるかもしれませんが、お試しには十分遊べる感じです。
プロキシ経由の接続とかも対応してくれると嬉しいんですが。
vim等のエディタ操作も完全同期できますので、設定ファイル等を各インスタンスに書かなきゃいけない時もこれを使えば便利ですね!
個別部分はその端末だけを指定することもできるのでいろんなことに利用できますね。
それでは!